日中韓、FTAの重要性確認
政治対立超え積極姿勢
【上海共同】日本と中国、韓国は30日、3カ国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた第2回交渉の初日の議論を続け、政治面での対立とは一線を画し、積極的に交渉を進める重要性で一致した。日本の代表団長を務める長嶺安政外務審議官は、環太平洋連携協定(TPP)などと並ぶ「非常に重要」な交渉と位置付け、早期締結を目指す考えを示した。
長嶺氏は記者団に対し、TPPや日中韓FTAのほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)を含むFTAである東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など「すべての交渉を進めることが日本の成長戦略にとって意義を持つ」と話した。(共同通信)
【 2013年07月30日 19時10分 】