オスプレイ12機、山口・岩国基地に陸揚げ 安全性強くアピール
アメリカ空軍の輸送機「オスプレイ」を配備する候補地として、東京の横田基地が検討されていることが明らかになった。
山口県の岩国基地で、接岸した船から次々と降ろされる、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイ。
沖縄県に追加配備される海兵隊仕様の「MV-22」12機が、30日、山口県のアメリカ軍岩国基地に陸揚げされた。
オスプレイのパイロットは「操縦してきた航空機の中でも、(オスプレイは)最も安全な航空機と、自信を持って言える」と話した。
今回、異例ともいえる基地内の撮影や、パイロットのインタビューも許可し、安全性を強くアピールしたアメリカ軍。
一方、オスプレイの配備に反対している市民グループのメンバーは「数が増せば、それだけ危険が増す機体だと思っているので、絶対に配備は認めたくないです」と話した。
そうした中、オスプレイが、東京・福生市の横田基地にも配備される可能性があることが、新たにわかった。
アメリカ太平洋空軍のカーライル司令官が明らかにしたもので、オスプレイの空軍仕様機「CV-22」の配備先として、横田基地など候補地として検討しているという。
30日、東京・福生市の人は、「えー、と思った。故障して、そのへんに落っことされたら困るもんね」、「やむを得ないかな。だって、どこかで分かち合わないとしょうがないし、沖縄だけというのも酷な話」と話した。
また、菅官房長官は「日本政府としては、承知はしておりません。また米国も、この配備について、いかなる決定も行っていないと承知しております」と述べた。