山口県のニュース
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オスプレイ 岩国基地に陸揚げ
沖縄の普天間基地に追加配備されるアメリカ軍の新型輸送機オスプレイは、30日、一時的に搬入される岩国基地に陸揚げされました。今後は機体の整備・点検を経て岩国基地周辺での試験飛行が行われる見通しです。
沖縄の普天間基地に追加配備されるオスプレイ12機は、アメリカ・カリフォルニア州から貨物船で運搬され、30日朝、一時的に搬入される山口県の岩国基地に到着しました。
日中には、岸壁に接岸した貨物船から機体を基地まで車両で牽引する作業が進められ、30日夕方、12機すべてが基地に陸揚げされました。
陸揚げされたオスプレイは今後、機体の整備や点検を経て岩国基地周辺で1週間ほどの試験飛行を行ったあと、8月上旬に沖縄の普天間基地に配備される計画です。
今回の陸揚げについて、山口県と岩国市は一定の理解を示した上で▼岩国基地での滞在時間を短くすることや、▼試験飛行の際は飛行経路や時間などの情報を事前に伝えることなどを要請しています。岩国基地には、去年配備されたオスプレイがこれまでにあわせて5回、訓練のために飛来していますが、新たに12機が沖縄に配備されることで、岩国基地を拠点に行われる訓練が増えることも予想されます。
オスプレイの追加配備に反対する地元の住民団体などは、オスプレイを積んだ貨物船が遠くに見える中、午前10時ころから岩国基地の南側の路上で抗議のデモ行進を行いました。
参加した住民団体の代表の大川清さんは、「今回の追加配備で、全国各地で危険なオスプレイの訓練が本格的に始まることになる。岩国市や県は陸揚げに理解を示しているが、国の方針に従うのではなく国民の安全を考えて反対して欲しい」と話しました。
岩国市の福田市長は、基地の中で陸揚げ作業を見守ったあと報道陣に対し、「今回の陸揚げそのものが市民生活に大きな影響を与えるとは考えていない」とした上で、「市としては県と協力してオスプレイの運用を注視するとともに、日米合同委員会の合意事項を守るよう要請していきたい」と話しました。
07月30日 19時19分