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2013年7月30日(火) 東奥日報 ニュース



■ ブナコ照明、高級ホテルが採用

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スイートルームに採用されるウオールランプ。凹凸の曲線が滑らかな、ブナコならではのデザインとなっている
 
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スタンダードルームに設置されるウオールランプ。7月上旬から傘部分の制作を開始、内側に発光ダイオード(LED)照明を取り付けて完成する
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 弘前市のブナコ漆器製造(倉田昌直社長)の照明器具が、2014年2月開業予定のホテル「ザ・リッツ・カールトン京都」(京都府中京区、134室)のほぼ全ての客室で使われることになった。同社製品は近年、首都圏の有名ホテルなどで採用されてきたが、まとまった数の照明器具が扱われるのは初めて。倉田社長は「ブナコ製品はデザインが良く、高級感があると見られてきたが、それがグローバルに認められた」と喜んでいる。

 ザ・リッツ・カールトンは全世界に展開する超高級ホテルチェーン。京都は国内4カ所目で、建物は地上5階地下2階で、スタンダードルーム123室、スイートルーム11室を備える。

 スタンダードルームに設置されるのは直径32センチのウオールランプ。ホテル側のオリジナルデザインで、同社は7月上旬から、ランプの傘部分の制作に取り掛かっている。スイートルームには、旧県工業試験場長の望月好夫氏がデザインし、05年の県産業デザイン賞で大賞に輝いた直径30センチのウオールランプが取り付けられる。

 いずれも薄いテープ状にしたブナ材を成型していく同社独自の技術で作った製品。各部屋のベッド脇に2基ずつ付けられる見通し。

 同ホテル開業準備室の担当者は「当ホテルは、京都や日本が持つ伝統と文化を踏まえつつ、現代の感性に適合した要素や材料をインテリアに取り入れようと努めている。ブナコ社のランプは、私たちの感性に合う魅力的な照明だった」と、採用した理由を説明した。

 ホテル側がブナコ製品に関心を持った経緯は不明。だが同社は、国や県、日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援を受け、フランスの「パリ・メゾン・エ・オブジェ」に09年から毎年出展するなど国内外の展示会に参加しており、倉田社長は、こうした場で認知されたとみている。

 食器などのテーブル回りが主力製品だった同社は、03年ごろからインテリア分野にも進出。倉田社長は「良いものを作り、どこで売れば良いかを把握できれば、メードイン青森の製品でも通用する」と強調。今後も付加価値の高い商品作りを追求していくとした。

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