参院選の公職選挙法違反で高野町議2人を逮捕
2013年07月25日 12時12分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治
先の参議院選挙の期間中、高野町の女性3人に現金を渡し、自民党の世耕弘成(せこう・ひろしげ)議員の選挙運動をさせたとして和歌山県警察本部捜査2課と和歌山東警察署は昨夜(24日)高野町議会議員の男2人を公職選挙法違反の疑いで逮捕しました。
捕まったのは高野町高野山に住む高野町議会議員の西辻頼数(にしつじ・よりかず)容疑者78歳と、同じく高野町議会議員の目黒寿典(めぐろ・じゅてん)容疑者51歳です。
警察の調べによりますと西辻容疑者と目黒容疑者は今月21日に投開票された参議院選挙の期間中、高野町に住む43歳と72歳と74歳の女性3人に現金あわせて数万円を渡し、和歌山県選挙区から立候補して当選した、自民党の世耕議員への投票を呼び掛ける電話をさせるなどの選挙運動をさせた疑いです。
警察は2人の認否については、捜査への影響を理由に明らかにしていません。
また警察は今後、金の出所などを追及する方針です。
西辻容疑者は高野町議会議員を10期務め、自民党和歌山県連の党紀委員会委員や高野町支部の支部長を務めています。
また、目黒容疑者は高野町議会議員を2期務める傍(かたわ)ら高野山遍照尊院(へんじゅうそんいん)の副住職も務め、自民党和歌山県連高野町支部では会計責任者を担当しています。
世耕議員の事務所は「違反があったことは遺憾で、大変申し訳ない。二度とこのようなことがないように努めたい」と話しています。