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【大リーグ】松井さん、引退式典「泣きそう」 1日限定ヤ軍復帰で始球式2013年7月30日 紙面から 【ニューヨーク穐村賢】背番号55の門出を名門が祝った。大リーグで活躍し、レイズを最後に昨年引退した松井秀喜さん(39)が28日(日本時間29日)、ヤンキースと1日限定のマイナー契約を結び、本拠地でのレイズ戦を前に始球式など引退セレモニーを行った。ヤ軍が他球団で引退した選手と1日契約するのは極めて異例で、試合も親友のデレク・ジーター遊撃手(39)が今季1号、イチロー外野手(39)が今季初の4安打を放ち、さらにサヨナラ勝ちと劇的な展開。ニューヨークに愛された男は、ドラマチックな1日で現役生活にピリオドを打った。 ◆開場前から長蛇4年ぶりの“聖地”はやはり格別だった。1日限りのマイナー契約でヤンキースタジアムに戻ってきた松井さん。外野フェンスからゴルフカートに乗って主役が登場すると、球場全体から「マツイコール」が沸き起こった。「球場に入った瞬間から泣きそうでした。あらためて幸せな野球人生だった。最後にここに立ててうれしい」。ヤンキースで始まり、ヤンキースで終わる。日米を沸かせたスラッガーは、感慨深げにうなずいた。 すべてが特別だった。背番号55にちなみ、今季のホームゲーム55試合目に行われた式典。球団広報によると、他球団で引退した選手と1日契約を結ぶのは「少なくとも近年はない」という異例の待遇だ。球場には先着順1万8000人に配られる松井さんの首振り人形を求めて開場前から長蛇の列ができ、最終的に観客は約4万8000人。2009年ワールドシリーズMVPの存在感は、今でも健在だった。 式典では父・昌雄さんら家族に見守られながらグラウンドで引退申請書にサイン。背番号55のユニホームが入った額を、ジーターから手渡された。「最も尊敬できる選手。『今日はプレーするんだろ』と言われました」。認め合い、冗談を言い合う戦友と熱い抱擁。5月の国民栄誉賞授与式で暴投してしまった始球式では、しっかり捕手まで届かせ「思ったより距離が長かった」と笑みを浮かべた。 ◆ピンストライプ試合は松井さんの節目を祝うようにジーターの本塁打、イチローの4安打、ソリアーノのサヨナラ打と劇的な展開。名門を支える仲間たちの姿に、「(ヤ軍は)家族のような存在。世界一のチームだと思っている」。2010年からエンゼルス、アスレチックス、レイズと渡り歩き、最後に家族の元に戻ってきた。「今日は生涯、忘れられない日になる」。ピンストライプに身を包んだ7年と1日。ヤンキースタジアムにまた一つ、背番号55の物語が刻まれた。 PR情報
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