上村全柔連会長ら８月下旬に辞任　

　暴力指導問題や助成金不正受給など不祥事が続く全日本柔道連盟（全柔連）の上村春樹会長が３０日、東京都文京区の講道館で開いた臨時理事会で、８月下旬に辞任する意向を表明した。出席した理事が明らかにした。藤田弘明、佐藤宣践両副会長、小野沢弘史専務理事、村上清事務局長も上村会長とともに辞任し、一連の不祥事によって管理責任を問われた執行部は総辞職する。

　複数の全柔連理事によると上村会長は後任が決まるまで指揮を執り、辞任の際は理事からも退く考えという。

　全柔連は内閣府から改善勧告を受け、８月末までに責任を明確にして体制を再構築することを要望されていた。