打撃練習でイチローのものまね?をする阪神・藤浪=甲子園(撮影・中島信生)【拡大】
産声を上げた1994年には竜のエースとして19勝を挙げ、最多勝に輝いていた。野球ゲームでは重宝した。『8・1』。憧れの山本昌と投げ合う日がやってきた。藤浪が右腕をぐるぐる回した。
「記者の方は書きやすい(ネタ)ですよねぇ。大ベテランで貴重な経験になります。それだけの投球術やメカニックなどを極めてこられた方ですし。でも、試合に入ったら年齢は関係ないです」
山本昌と火花を散らすことになれば28歳8カ月差となる。これはプロ野球史上最大の年齢差。2012年に国吉(DeNA)が山本昌とぶつかったときの26歳1カ月を大幅に更新することになる。通算217勝の左腕を思い浮かべ、尊敬のまなざしをみせたが、マウンドに上がれば、当然真っ向勝負しかない。