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【サッカー】

本田 ミラン移籍凍結

2013年7月30日 紙面から

 【ミラノ(イタリア)酒巻陽子】日本代表MF本田圭佑(27)の移籍に関し、セリエAのACミランへの今夏加入が凍結状態に陥った。現在所属するロシア・プレミアリーグ、CSKAモスクワのギネル会長は28日「本田を安売りすることはしない」と話し、ミラン側が望む移籍金の値下げには応じない意向を明らかにした。一方ミランでは主力DFの1人が負傷し、長期の離脱が決定的。代役獲得に臨時の出費が必要になりそうで、本田の移籍金費用の捻出がますます難しくなってきた。

 28日のロコモティフ戦でFKを決めた本田。その活躍を目の当たりにしたギネル会長は試合後、「本田を安売りすることはしない」と断言した。さらに「彼は(CSKAでプレーすることへの)モチベーションが高い。今のような活躍をすれば、他クラブからもいいオファーが続出するだろう」と続けた。高額移籍金の獲得が見込める選手をわざわざ値を下げて放出するのは経営的に無意味であり、今後も移籍金のディスカウントには応じそうにない。

 ギネル会長の発言を受け、イタリア・スカイスポーツTVは「CSKA側を刺激しないため、ミランは本田の獲得交渉を一時中断する。欧州チャンピオンズリーグ予選の選手登録が締め切られる8月14日の午前0時を視野に入れながら、(様子を見て)交渉を再開するもよう」と伝えた。

 財政的に余裕のないミランとしてはさらに苦境に陥ったことになるが、追い打ちをかけるように別の出費を強いられそうだ。27日に行われた強化試合でDFボネラが右膝に全治3カ月の重傷を負い代役の補強が急務となった。

 会長が強気になったCSKAと想定外の臨時出費が濃厚のミラン。ミラン入りを熱望する本田にとっては何とも頭の痛い状況になってきた。

 

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