米中古住宅販売成約指数:6月は0.4%低下-金利上昇の影響か
7月29日(ブルームバーグ):6月の中古住宅販売成約指数は前月比で低下した。住宅ローン金利の上昇が市場に重しとなりつつあることが示唆された。
全米不動産業者協会(NAR)が発表した6月の中古住宅販売成約指数 (季節調整後)は前月比0.4%低下の110.9。低下率は、ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値(1%低下)よりは小幅にとどまった。
ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は「住宅ローン金利の緩やかな上昇は市場で対応が可能だ」とし、成約指数の低下は「一時的なものだ。住宅ローン金利が予想外に急上昇しない限り、現在の金利水準なら大きなリスクはないだろう」と続けた。
地域別では全米4地域中2地域で販売成約指数が低下。南部で2.1%、中西部で1%それぞれ下げた。
原題:Pending Sales of Previously Owned U.S. Homes Decline 0.4%(1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/30 00:26 JSTニュース一覧
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