評論家の呉善花氏に「日本で暮らせ」の声 韓国で反発強まる
サーチナ 7月28日(日)17時52分配信
韓国出身の評論家で拓殖大国際学部教授の呉善花氏が、韓国への入国を拒否され、日本に引き返していたことが分かった。韓国のメディアは28日、ネット上には呉氏の評論活動を非難し、入国拒否をよろこぶ声が書き込まれたと伝えた。
呉氏は親族の結婚式に出席するため、27日午前に仁川空港に到着。しかし、入国許可が下りず、同日午後に成田空港に引き返した。呉氏は2007年10月、母親の葬儀のため韓国・済州島に帰郷した時も、韓国から入国を拒否されたという。
入国拒否は日本での評論活動が影響したとみられている。呉氏は韓国に厳しい立場を取ることで知られ、7月25日にネット配信された国際情報誌「SAPIO」(7月号)の記事でも、韓国社会が抱える問題について指摘していた。
記事では、ハングル至上主義によって漢字が書けない韓国人が増加し、学歴社会の裏で“知の崩壊”が進んでいると論じた。だが、この内容は韓国で問題視され、メディアは「ハングル至上主義のせいでノーベル賞が取れないなどとハングルを蔑視する発言をした」などと非難。呉氏に“嫌韓派”や“新親日派”のレッテルを貼った。
韓国メディアによると、呉氏が入国を拒否されたとの報道に、ハングル発言に不快感を抱いていたネットユーザーは歓呼した。ネット上には「あなたが好きな日本で一生暮らしたら良い」、「日本で骨を埋めるべき」、「国外で祖国の悪口を言っている」、「永遠に来ないで」などの意見が書き込まれたという。(編集担当:新川悠)
最終更新:7月29日(月)10時32分