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最終更新:2013年7月28日(日) 16時10分

山口・島根“経験ない大雨”、気象庁「命守る行動を」

 山口県と島根県では28日未明から猛烈な雨が降り、気象庁は「これまでに経験のないような大雨になっている」として、土砂災害などに最大限の警戒を呼びかけています。

 「山口県と島根県ではこれまでに経験のないような大雨となっています。今後も数時間継続するおそれがあります。ただちに命を守る行動を取ってください」(気象庁 横山博予報課長)

 気象庁によりますと、日本海側から暖かく湿った空気が入り、山口県萩市の須佐では午後0時4分までの1時間に138.5ミリの猛烈な雨が降り、観測記録を更新しました。

 島根県津和野町では28日、降り始めから午後0時までの降水量が342.5ミリで、1か月の降水量を超える雨量が半日で降ったことになります。

 気象庁は、今回の大雨が去年7月に死者・行方不明者32人を出した「九州北部豪雨」に匹敵するおそれもあるとして、土砂災害や浸水に対し最大限の警戒を呼びかけています。また、気象庁は8月30日から重大な災害が起こる恐れが著しく大きい場合に「特別警報」を出すことにしていますが、今回の大雨はこの「特別警報」に相当するとしています。(28日14:08)

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