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サッカー東アジア杯 日本初優勝
7月28日 22時25分

韓国で行われたサッカーの東アジアカップで、男子の日本代表は、28日の最終戦で韓国に2対1で競り勝ち、通算成績を2勝1引き分けとして、この大会、初優勝を果たしました。

日本は25日に行われた第2戦のオーストラリア戦から先発メンバー全員を入れ替え、韓国戦は柿谷曜一朗選手など初戦の中国戦と同じ選手が先発しました。
日本は序盤、韓国にサイド攻撃などで押し込まれましたが得点は与えませんでした。
前半25分、日本は青山敏弘選手が蹴ったロングボールにあわせて飛び出した柿谷選手が、ゴールキーパーの動きを冷静に見極めて先制ゴールを決めました。
しかし、その8分後、守りのマークが離れた隙をつかれて韓国にミドルシュートを決められ同点に追いつかれました。
後半も日本は韓国の攻撃に押され危ない時間帯が続きました。
それでも、試合終了間際のアディショナルタイムに、左サイドをドリブルで駆け上がった原口元気選手のシュートのこぼれ球を、柿谷選手が左足で押し込んで勝ち越しました。
日本は、2対1で韓国に競り勝ち、通算成績2勝1引き分けでこの大会初優勝を果たしました。
日本は、来年のワールドカップに向けた新戦力を発掘しようとこの大会はJリーグの選手だけで臨みました。
攻撃陣は韓国戦で2得点を挙げ、大会の得点王となった柿谷選手などが持ち味を発揮しましたが、守備陣は3試合で6失点と結果を残せませんでした。
日本代表は来月から10月まで毎月、強化試合を行う予定で、今回の東アジアカップで活躍した選手たちが、海外組を含めた代表メンバーに割って入ることができるか注目されます。

選手たちは全力を尽くした

日本代表のザッケローニ監督は韓国戦を振り返って、「選手たちは全力を尽くし、すべてのエネルギーを費やしてくれた。得点のチャンスを生かすことができたし、相手にはあまりチャンスを与えなかった。特に後半の戦いぶりがすばらしかった」とたたえました。
そのうえで来年のワールドカップに向けた日本代表の新戦力について、「ほぼ全員のプレーを見ることができた。今回活躍した選手の中にはいち早く次の代表に選ばれる選手もいれば、少しあとから選ばれる選手もいるだろう」と話し見極めができた様子でした。

気持ちよく日本に帰れる

最終戦で2得点を挙げて大会の得点王に輝いたフォワードの柿谷曜一朗選手は、「優勝することだけ考えてやってきたので、気持ちよく日本に帰れる」とほっとした表情を見せました。
後半のアディショナルタイムに挙げた決勝点については、「原口選手が仕掛けていき、こぼれてくると信じて走っていたら、本当にこぼれてきた。冷静に打ったように見えたが結構心臓がバクバクだった」と振り返りました。
さらに「まだまだ海外組を含めての代表入りには僕自身遠いと思う。この経験をJリーグに持ち帰って、もっといいアピールをしたい」と今後の活躍を誓っていました。

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