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経済
【経済裏読み】ソウルには行くな!日本とは“異次元”の電力危機にある韓国… 偽造部品事件で原発4割が停止する凄まじき状況
社団法人・海外電力調査会(東京都)によると、2011年11月に韓国の霊光原発5、6号機で偽造部品の使用が発覚し、同国原子力安全委員会が長期的な運転停止を指示。さらに定期検査中の同原発3号機で制御棒などにひび割れが発見されるなど、不祥事・故障が頻発した。
安全性を打ち砕く1万点の偽装部品
中国の新華社日本語経済ニュース(電子版)によると、韓国で過去10年間、原発建設のために仕入れられた部品のうち1万900点超の品質合格証書が偽造された疑いがあるという。
6月20日には性能証明書が偽造された不良部品が使われていた事件で、韓国検察が同国すべての原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)の本社など9カ所を家宅捜索。また、同18日には韓水原の部長など職員2人が証明書偽造を共謀した疑いが強まったとして身柄を拘束した、とそれぞれ韓国メディアが伝えている。
韓国の原発停止は「問題」というより「事件」であり、偽造部品の使用が同国の原発の安全性を著しく低下させているのだ。原発は1基あたり300万点以上の部品で構成されているといわれ、「不良部品を使っているため短期間に改善するのは難しい。停止した原発がすべて再稼働するには相当時間がかかるのではないか…」(関係者)との声も少なくない。
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