経済【経済裏読み】ソウルには行くな!日本とは“異次元”の電力危機にある韓国… 偽造部品事件で原発4割が停止する凄まじき状況+(1/3ページ)(2013.6.24 07:00

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経済

【経済裏読み】
ソウルには行くな!日本とは“異次元”の電力危機にある韓国… 偽造部品事件で原発4割が停止する凄まじき状況

2013.6.24 07:00 (1/3ページ)経済裏読み
朴槿恵(パク・クネ)大統領は原発問題をどう克服するのか(背景は釜山郊外の新古里原発)

朴槿恵(パク・クネ)大統領は原発問題をどう克服するのか(背景は釜山郊外の新古里原発)

 世界第5位の原発大国・韓国が揺れている。偽造部品の使用など不祥事が相次ぎ、原子力発電所23基のうち9基が停止し、電力供給は過去最悪水準。日本も関西電力の大飯原発(福井県おおい町)以外の原発が停止し、電力供給に不安を抱えるが、韓国の深刻度はそれ以上ともいわれ、2011年9月のブラックアウト(大停電)再来も懸念されている。

2年前のブラックアウト再び!?

 「ブラックアウトが起きても不思議ではない。2年前より状況は厳しい」。日本の電力関係者は、韓国の電力事情についてこう指摘する。事実、5月末には韓国産業通商資源部の幹部が会見で「ブラックアウトがないとは100%言えない状態だ」と話したほどだ。

 2011年9月15日。韓国では突如、電力不足に陥り、首都ソウルを含む国内全地域で事前通告なしの輪番停電(計画停電)が始まった。日本の電気事業連合会によると、「各地域で約30分程度の停電が5時間続き、約160万世帯に影響を与えた」という。

 韓国国内では「9・15事態」と呼ばれる、このブラックアウトに今夏再び陥るのでは、との不安が広まっている。東京電力福島第1原発事故の影響で、関電大飯3、4号機以外の原発48基が停止している日本に対し、23基のうち14基は稼働している韓国。両国とも電源構成に占める原発の比率は2割強(日本は2011年3月以前)とほぼ同じため、韓国のほうが電力供給に余裕があると思われるが、「原発停止の理由が両国では全く異なる。韓国はきわめて深刻だ」と前出の関係者は明かす。

韓国の原発、部品1万点が品質“偽装”

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