大月市の地下500メートルにある巨大な空間で、建設が進む葛野川(かずのがわ)発電所の三つ目の発電電動機「4号機」。700メートルを超す世界一の落差を利用して発電する水力発電施設だ。東日本大震災による福島第1原発事故の影響を受け、東京電力が完成を急いでいる。 大月市にある東京電力の葛野川(かずのがわ)発電所で、三つ目の発電機となる4号機の建設が急ピッチで進んでいる。東日本大震災による福島第1原発事故の影響を受け、全原発が停止している東電管内。原発分の電力は主に火力発電で賄うが、電力需給をより細かく調整するため、これまで中断していた4号機の工事を再開させた。発電能力は既設の1、2号機と同じ40万キロワットで、4号機の稼働によって計120万キロワット、これまでの1.5倍になる。地下約500メートルの建設現場を取材した。〈文・雨宮悠希、写真・広瀬徹〉 (詳細は10月3日付 山梨日日新聞7面に掲載)
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