湯沢市戦没者追悼式:戦後68年目、200人が黙とう 秋田・湯沢市
2013年07月27日
秋田県湯沢市の湯沢文化会館で26日、戦後68年目の終戦記念日(8月15日)を前にした2013年度の市戦没者追悼式があった。市は遺族が高齢化しているため、猛暑を避けてこの時期に毎年実施している。
斉藤光喜市長は遺族らの長年の労苦をいたわりながら、「今日の平和は戦没者の犠牲とご加護によるもの。真に平和で豊かな社会を実現することを誓う」と決意を述べた。
遺族代表の吹谷和郎さん(72)は、19歳で戦死した長兄をしのび「子や孫を再び戦場に送ることがないよう誓う」と言葉を結んだ。
市遺族会は湯沢、稲川、雄勝、皆瀬旧4市町村で組織している。今年は約200人が参加し、拝礼と黙とうの後、慰霊の白菊を祭壇にささげた。【佐藤正伸】