【アクション告知】
    ■ 今月の有楽町アクション7月27日(16時から)開催します。
    ■ 霞ヶ関アクションは毎月第1金曜日に開催します。(次回は8月2日です)) 
    ■ 
次の第3週開催有楽町アクションはリフレッシュキャンプ開催のため、8月24日
(16時から)に延期します。

疎開裁判って何? ->リーフレット  ->ブックレット  ->詳細はホームページの「疎開裁判とは」
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【判決直後アクションのお願い】4月24日に仙台高裁の判決(PDF デジタルが出ました。判決に対する皆さんの率直な思いを表明して下さい->こちらから(日本語版  英語版)(2013年4月25日) 
【お知らせ】4.24仙台高裁判決に対するチョムスキーのコメント:裁判所が、健康への危険性を認識しながら、にもかかわらず、子どもたちを福島の地域から避難さ せようとする試みを阻んだことを知り、本当に驚いています。最も傷つきやすいもの、この場合、最も大切な財産である子どもたちをどのように扱うか以上に社会のモラルの水準を物語るものはありません。この残酷な判決が覆されることを強く希望し、信じます。->原文(2013年4月30日) 
【5.18新宿デモ参加のお願い】みんなでつくる集団疎開実現に向けて、5月18日の新宿デモに参加下さい。->こちら(2013年4月20日)
【お知らせ】私たちの大原則は「非暴力」です。「暴力」を肯定するいかなる団体とも一切関わりがないことを確認しておきます。(2012年10月26日)  
【お願い】子どもたちの集団疎開の即時実現を求める緊急署名に参加下さい-->詳細  ネット署名《PC用 スマホ》(2012年9月14日)
【お願い】いますぐ、市民一人一人が陪審員として「疎開裁判」に評決を表明して下さい-->詳細(2012年3月3日)
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2012年9月17日月曜日

【お知らせ&修正】3.11以後、最悪の健康被害の発表「女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に『のう胞』か『結節』発見。38人の中から1人小児甲状腺ガン発見」

 ※ お詫び】管理人のミスで、上記題名の記事を削除してしまいました。URLが変更になりますが、同一記事を再アップします。

あなたの署名が子どもたちを救います。まだの方は今すぐ-->こちらから 

  「前回2回目の3万8千人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断」と書きましたが、より正確には「前回2回目で二次検査を終えた38人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断」でした(2012.9.23)
※ 福島県発表資料をより正確に記述するために一部、追加しました(2012.9.20)

 昨年12月、疎開裁判の福島地方裁判所郡山支部の判決が、野田総理の欺瞞的な「事故収束宣言」と同日同時刻ころにセットされて出され、その結果、マスコミからニュースを知る人の殆どが疎開裁判の判決を知らなかったように、福島県の県民健康管理調査の検討委員会(座長=山下俊一・福島県立医大副学長)は、県内の子どもの甲状腺検査の3回目の結果を、「事故収束宣言」に匹敵し人々の目がそちらに向けられる日として、9月11日を選んで発表しました。

その結果、この日は、21世紀の日本で最大の事件と言われる9.11となりました。なぜなら、今回、発表の4万2千人の子どものうち、6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%に「のう胞」または「結節」が、男女合わせた全体でも43%に「のう胞」または「結節」が見つかったからです(以下の福島県発表資料16頁 クリックすると拡大)。
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「のう胞」と「結節」の割合ですが、以下の福島県発表資料15頁(H23年度は省略.
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これは山下俊一氏らが2000年に放射能非汚染地域の長崎の子どもたちを甲状腺検査した結果(のう胞が見られたのは0.8%)(1)、チェルノブイリ事故の510年後にチェルノブイリ地域の子供たちを調査した結果(のう胞が見られたのは0.5%)(2)と比べて途方もない数字です。
本年4月の2回目の発表で3万8千人の子どもの35%に「のう胞」が見つかった時ですら、これを知った被曝問題に詳しいオーストラリアのヘレン・カルディコット博士は次のように警告しました(木下黄太のブログ「福島第一原発を考えます」本年5月2日の記事より)。
「この子ども達は追跡調査をしてる場合じゃありません。のう胞や結節などの全ての異常は直ちに生体組織検査をして悪性であるかを調べるべきです。 こういった甲状腺異常が1年も経たないうちに現れるというのは早過ぎます。普通は510年かかるものです。これは、子供達が大変高線量の被ばくをしたことを意味します。もしも悪性なら、甲状腺の全摘出が必要です。子供達に甲状腺結節やのう胞があるのは、まるで普通ではありません!」 
 また、アメリカ甲状腺学会の次期会長のブライアン・ホーゲン博士は米国のニュースサイトBusiness Insiderの取材にこう答えました(本年7月19日の記事より)。
カルディコット博士の上記見解に同意します。福島原発事故後にこれほどすぐに、多くの子どもたちに甲状腺の嚢腫や結節が見られることに驚いています、なおかつこの事実が世間に広く知られていないことに驚いています。」

 今回の検査結果(4万2千人の子どものうち6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%、男女合わせた全体の43%に「のう胞」が発見)を知った2人の衝撃はどんなでしょうか。

 今回の甲状腺検査は原発周辺の子どもからスタートし、次第に原発から離れた地域の子どもたちへと実施されましたが、検査結果は、検査対象が原発周辺から遠くなるにつれて、逆に甲状腺異変の割合が増加しています(1回目は30%。2回目は35%。3回目は43%)。 

 さらに、前回2回目で二次検査を終えた38人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断されました。これについて、山下俊一氏らは
「チェルノブイリ事故後の発症増加は最短で4年」
等を理由にして原発事故との因果関係を否定しました(福島民報の本年9月12日記事など)。しかし、これは真っ赤なウソです。3.11以前の山下氏が3.11以後の彼のウソを最も鮮やかに見破る人物です。2009年、彼は講演で、通常なら子どもの甲状腺ガンは百万人に1名と述べています3)。さらに、2000年に、原発から150キロ離れたベラルーシ「ゴメリ」地区の小児甲状腺ガンは、チェルノブイリ事故の翌年に4倍に増加したデータを紹介しているからです(以下の表2を参照〔クリックすると拡大〕4)

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 明らかに福島の子どもたちに異変が発生しています。
 このままいくと、福島は健康な子供が2割しかいないという今日のベラルーシやウクライナのようになってしまいます。これは政策問題ではありません。危機に瀕している命を救うのか見殺しにするのかという人権の根本問題です。 
 政府は,「命こそ宝」という政治の原点に立ち帰り、チェルノブイリの教訓から学んで、今すぐ、福島の子どもたちを安全な地域に逃がすべきです。

次に、なぜ、福島市にこれほど沢山の甲状腺異変が発見されたのか。それは単なる偶然ではありません。作為的に作り出されたものです。その鍵を握った中心人物がほかならぬ山下俊一氏です。これについて別便で報告します。

その次に、なぜ、4万2千人の子どものうち6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%、男女合わせた全体の43%に『のう胞または『結節』が発見」という重大な事実を、マスコミはここまで徹底して隠そうとしたのか、刑事責任が問われてもおかしくないほどのマスコミの大罪について別便で報告します。

2)日本財団調査
 (3) 山下俊一「放射線の光と影:世界保健機関の戦略」(2009年)536頁1~2行目
4)山下俊一「チェルノブイリ原発事故後の健康問題」(2000年)表2

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