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「起業家になれる人」に必要な3つの要件

ネットプライスドットコムが2013年7月11日から開始するBeenos(ビーノス)プログラムは、起業経験を持つ技術、デザイン、情報分析、管理など各分野の専門家から構成されるチームが、内外のインターネット関連企業の投資育成や有望な起業家と共に事業を創造するもの。その狙いを、事業責任者である株式会社ネットプライスドットコム 執行役員 兼 Beenos本部長の前田 紘典氏が語る。

 
 
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EDIT BY ASAKO ITAGAKI (WIRELESSWIRE NEWS)

前田 紘典(まえだ・ひろのり)
米国の大学に在学中にインディーズ音楽サイトを起業。2009年7月に入社後、海外投資やジョイントヴェンチャー立ち上げに関わり、10年4月、デジタルガレージ、カカクコムと共同で世界進出を目的としたスタートアップ育成プログラム「Open Network Lab」を立ち上げる。世界の起業家等がスイスに集う「サンガレン・シンポジウム」の有望な若手起業家100人に選ばれ、11年5月に招待を受けている。


起業経験がある専門家が起業家を育成

ネットプライスドットコムは1999年にeコマースの会社として創業し、2004年の上場後は、本業とは別に、自分たちの周囲にいる起業家を支援していました。投資した起業家は40社以上に上り、グループ企業としても10社ほどあったり、オークファンのように上場する会社も出てくるなど、リターンも見えてきました。ここであらためて、起業家を支援する体制を作り、チームとして起業家支援を加速していこうとういうのが、Beenosの目的です。

今、世間に、新しいファンドや起業家育成プログラムはたくさん生まれていますが、運営者のほとんどは自分で起業経験があるわけではありません。しかし、起業家を育てるのであれば、起業の痛みや課題を共感して理解する必要があると私たちは考えました。

Beenosのチームメンバーのほとんどは起業やスタートアップの経験者であり、なおかつそれぞれが開発、データサイエンス、オペレーションなどの専門知識を持つスペシャリストです。ネットプライスドットコムグループ内の起業経験者をひとつの組織にいれて起業家支援のミッションを持つチームを作りました。

Beenosのプログラムは2つあります。「インベストメントプログラム」はいわゆる投資で、世界中の優秀な起業家に対して出資し、ステージに応じて必要だと思われる支援をチームで行います。シードステージへの支援は既にOpen Network Lab(ネットプライスドットコム、デジタルガレージなどが手掛ける育成プログラム)で行っていますので、Beenosが対象にするのは主にアーリーステージとグロースステージです。

アーリーステージでは、プロダクトを出して間もないのでプロダクト回りの支援が必要ではないかと思います。そこで、Beenosからは、まずデータチームがプロダクトとユーザーを分析し、改善すべきKPIを設定します。そのKPIによって、例えばデザインが課題であればデザイナーが、システムが問題であればエンジニアリングのスペシャリストが入るなど、課題によって必要とされる専門家がアシストします。グロースステージであれば、オペレーションやビジネス最適化が課題となるでしょうから、オペレーションスペシャリストが活躍することになります。

インセプションプログラムは、「優秀な起業家と共に事業をゼロから立ち上げる」というものです。インベストメントプログラムは、既にアイデアがあるチームを支援していきますが、インセプションプログラムはチームがなくても、たとえアイデアがまだない段階であっても、起業家になれる人を支援していくというものです。


 
 
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