経済産業省が29日発表した6月の商業販売統計(速報)によると、小売業の販売額は11兆4210億円で、前年同月に比べ1.6%増えた。プラスは2カ月連続で、伸び率は2012年5月(3.0%)以来の大きさだった。高額品の販売が好調だった百貨店が既存店ベースで7.5%増となり全体を押し上げた。
百貨店とスーパーを含む大型小売店は4.5%増の1兆6385億円で、2カ月連続のプラス。既存店ベースも3.5%増と、3カ月ぶりにプラスに転じた。百貨店の既存店ベースの伸び率は東日本大震災で落ち込んだ反動のあった12年3月(14.2%増)以来の大きさ。スーパーも1.5%増だった。全国的に気温が高めに推移し夏物衣料の販売が伸びたほか、前年に比べて日曜日が1日多かったことも来店客数の増加につながった。
織物・衣服・身の回り品小売業は9.9%増。機械器具小売業は猛暑によるエアコンや冷蔵庫など白物家電の販売増加がAV(音響・映像)機器の低迷を補い、2.6%増と23カ月ぶりにプラスに転じた。
一方、自動車小売業は前年のエコカー補助金制度で低燃費車を中心に需要が伸びた反動で、6.3%減と2カ月連続のマイナスだった。
コンビニエンスストアは5.8%増の8272億円。店舗内で抽出するコーヒーなどを中心に、ファストフードや総菜の販売が伸びた。既存店ベースも0.1%増と、13カ月ぶりにプラスに転じた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
百貨店
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