「痛ましい自動車事故」を過去のものにする、無人自動車というイノベーション

2013/07/29


夏休みということもあるのか、痛ましい自動車事故の報道が目につきます。


ヒューマンエラーを無くせ!

ぼく自身、自動車免許は持っているのですが、結局一度も乗っていません。教習車しか乗ったことがないという、筋金入りのペーパードライバーです。何のために免許取ったのやら…。

そもそも必要ない地域に住んでいるというのが大きいですが、致命的な操作ミスや、後ろから追突されるリスクなどを考えると、やはり車はなるべく乗りたくありません。運転技術が高くないので、都内のトラフィックを乗り切れる自信がありません。


リスク管理の分野でよく言われる名言に、「ヒューマンエラーをなくすためには、ヒューマンをなくせばいい」というものがあるそうです。大企業時代、半導体工場でよく聴かされました。

「ヒューマンエラーをなくすためには、ヒューマンをなくせばいい」に習うのなら、自動車もまた、人間を不要にすればいいのです。そうです、今話題の「無人自動車(自動運転車:self-driving car)」です。


Googleが開発中の無人自動車は、30万マイル(483キロメートル)を無事故で運行したとのこと。ちなみに、Googleの自動運転車は一度事故に遭っているのですが、その事故原因はソフトウェアではなく、やっぱりヒューマンエラーだそうです。

自動運転車はGoogle以外の会社も開発していますが、調べてみた感じ事故が起きたという報道は見当たりません。まぁ、真価を問われるのは本格的に市場投入されてからなのでしょう。ちなみにGoogleの無人自動車はナンバープレートが交付され、公道を走行しています。市場投入は数年以内に始まるとの噂です。

IEEEの調査によれば、2040年までには75%が自動運転になるそうです。「免許が不要になる」という素敵な未来も予測しています。たしかに、人間が操作する必要がなければ免許も要りませんよね。


自動運転車はヒューマンエラーを減少させるだけでなく、肉体的な理由で運転ができない高齢者・障害者の方にとっても、まさにイノベーションとなります。太陽光で動く小型の自動運転ヴィークルなんかが普及すれば、「買い物難民」なんて現象は死語になるでしょう。

Peugeot 1001 FrontプジョーのコンセプトEVカー。おじいちゃん、おばあちゃんがこんなヴィークルに乗ってピューンと買い物にいく未来。)

ぼくらが老齢に差し掛かる頃には、交通のあり方はまったく違うものになっているのでしょう。悲劇的な事故もまた、過去のものになっているはずです。変化を加速させていきたいですね。


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