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【茨城】震災後初の海開き 「一日も早くにぎわいを」北茨城・二ツ島海水浴場
東日本大震災で被災し、三年ぶりに海開きを迎えた北茨城市の磯原二ツ島(ふたつじま)海水浴場では二十七日、曇り空の下、地元や他県からの客らが早速、海遊びを楽しんだ。 海の安全を守ろうと、市観光協会は安全祈願祭を開催。さらに、津波警報や注意報の発令時に備え、新たにライフセーバー三人を採用した。 海水に含まれる放射性物質と海岸の放射線量は検出値未満だが、専門機関で測定し、市のホームページ上で数値を公開する。東京電力福島第一原発で汚染水が海に漏れていた問題を考慮した。 海水浴場の開設期間は、再開初年度のため、八月十一日までと従来より短縮する。 市内の観光客数は、震災前に比べて三〜四割、宿泊客は三割程度という。市観光協会の篠原裕治副会長は「安全面が十分確保されたと判断しての再開。震災の風評被害が払拭(ふっしょく)されたとは言い難く、一日も早く震災前のようににぎわってほしい」と期待を寄せる。(柴田久美子) PR情報
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