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【プロ野球】中井 再逆転3号 巨人貯金202013年7月28日 紙面から ◇巨人中日9−3中日はいいところなく完敗。巨人が逆転勝利で、貯金を今季最多タイの20とした。1点を追う6回に中井が逆転3ランを放つと、7回には村田、ロペスの連続本塁打などで4点を挙げて突き放した。3番手の青木が2勝目。 手応えはしばらく手に残っていた。巨人に漂った暗雲を寝坊事件で一躍、有名になった中井が振り払った。5者連続四球で逆転を許した直後の6回2死一、二塁。中日・高橋聡が投じた直球を豪快に振り抜いた。打球は左翼席へ飛び込む3号3ラン。再逆転弾で今季最多タイの貯金20を呼び込んだ。「自分でも驚いています!!」。中井は試合後も興奮が収まらない。4回の第2打席では好機で三塁ゴロ。その雪辱を期していた。「もう一回、チャンスを…という気持ちだった」。この思いを十分果たす結果。中井は満面の笑みだ。 三重・宇治山田商の出身。ナゴヤドームは故郷の伊勢市に最も近い1軍の球場で、いわばご当地だ。練習の時から「頑張れよ!!」と声をかけられた。この日も高校の同級生が観戦。ビジターにもかかわらず、中井にかかる大きな歓声を聞き、地元に錦を飾ることを狙っていた。 6回はまさにピッタリの場面。打席に入ると、身上の思い切りのよさを出すことだけを心掛けた。「無我夢中」と本人は謙遜したが、結果はナゴヤドームでの初本塁打となる逆転の一発。中井の声が弾む。 「知り合いとかも来てくれた。そういうところで打ててよかった」。原監督も目を細め、「彼の良さが出た。パワーはプロ上位。ああいう場面で出たのは大きい」。殊勲の背番号61に賛辞を贈っていた。 (川越亮太) PR情報
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