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石原氏、橋下氏を命がけ慰留 共同代表職辞意表明も撤回させた

参院選後初の執行役員会に臨む日本維新の会の橋下共同代表(左端)と石原共同代表(右端)

 日本維新の会は27日、都内で党執行役員会を開き、橋下徹(44)、石原慎太郎(80)両共同代表の続投を決めた。席上、橋下氏が共同代表職の辞意を示したが、石原氏らが「橋下君が共同代表を辞めたら私は死んでしまう」などの“殺し文句”で慰留。最後は橋下氏が了承する形で、現体制の維持が確認された。

 この日午後に行われた執行役員会。冒頭から石原、橋下両氏は明らかに不機嫌だった。会議の部屋に詰めかけた報道陣に対し、石原氏が「出てけ!」と一喝。それでもなかなか去ろうとしない報道陣に「終わり!」「茶ァぶっかけるぞ!」といら立ちを見せた。その時、橋下氏は無表情で紙コップのお茶をゴクリ。微妙な雰囲気のなか、2時間にわたった会議は始まった。

 席上、橋下氏は辞意を表明した。同席した松井一郎幹事長(49)によると、橋下氏は「来秋に想定される大阪都構想の是非を問う住民投票に専念したい」と明言。さらに「国政について勉強ができない。(記者団に)質問されても答えられない」など理由を語ったという。

 これに対し、石原氏は「橋下君が辞めたら私は死んでしまう」と文字通り、“命”を懸けた猛アピールで慰留。「みんなで手伝うので、このまましっかり汗をかいてほしい」などとたたみかけた。

 最終的に石原氏の提案で挙手による多数決となり、賛成多数で続投が決定。橋下氏は「そういうことなら、全力を尽くす。ただ(党に)禍根を残すと思う」との微妙な言い回しで結果を受け入れた。

 21日に投開票された参院選では、改選で2から8議席に増えたものの、橋下氏自らが「勝ちではない」と明言。同日に進退を執行役員会の議論に委ねる考えを示していた。

 維新の議員のなかには橋下氏が共同代表職を退き「大阪専念」を提言するグループもあったが、結局は「国政優先」を確認。ただ、ある関係者は「辞任をチラつかせるのは、橋下氏の常とう手段。今回も国会議員に対する一種の脅し」と指摘し、辞意表明→撤回は“茶番劇”だと示唆した。

 また、執行役員会では、野党再編についても議論。松井氏は「野党がバラバラになれば、巨大与党の独断専行を許すことになる」と再編に意欲を示したが、石原氏は「すぐには難しいだろう」と切り返し、考えの違いも浮き彫りになった。“2トップ”の続投が決定しても、維新の今後は課題が山積みだ。

(2013年7月28日06時02分  スポーツ報知)

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