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山口県周南市金峰(みたけ)の連続殺人放火事件で、周南署捜査本部は26日、遺体で見つかった5人のうち、被害者1人への殺人と非現住建造物等放火の疑いで、無職・保見光成(ほみ・こうせい)容疑者(63)を逮捕した。被害者5人全員の殺害と2軒の放火を認めている。事件後に行方が分からなくなっていた保見容疑者はこの日午前、現場近くの山中でみつかった。所持品はなく、はだしで上下とも下着姿だった。
8世帯14人の小さな集落で起きた連続殺人放火事件は、6日目に急展開した。
捜査本部はこの日午前9時5分頃、現場近くの山中で、山道にいる保見容疑者を発見、確保した。集落の住民が避難している交流館の北約1キロ。めったに人が入らない深い山の中だった。捜査員に声を掛けられると、その場に座り込んだ。「保見さんですか」との問いに「そうです」と素直に認め「死のうと思ったが、死にきれなかった」と話した。
発見時は、上下とも下着姿ではだしだった。凶器を含めて所持品はなし。疲れ果てた様子だった。すり傷を負っていたものの、健康状態に問題なし。沢の水や山菜で飢えをしのいだ可能性があり、周南署に同行されてくると、出された弁当を残さず食べた。
逮捕容疑は21日頃、隣に住む山本ミヤ子さん(79)を鈍器のような物で頭を殴るなどして殺害し、火を付けて山本さん宅を全焼させた疑い。保見容疑者は「山本さんを殺害して家を燃やした」と容疑を認めている。ほかに4人の殺害と1軒の放火についても「私がやりました」と関与を認めている。
21日の火災後、周南署は集落の住民の安否確認をしたが、保見容疑者の姿はなかった。自宅に車2台を残したままで、公共交通機関を利用した形跡もなかった。21日昼に、近くの住民がひと言ふた言話したのを最後に行方をつかめていなかった。捜査本部は、徒歩圏内にいるとみて、周辺の山中や川を捜索。25日午後3時頃、携帯電話や男性用のTシャツが見つかった。この日は170人態勢で、周辺を集中的に捜索していた。
事件は21~22日に発生。21日午後9時頃、約80メートル離れた民家2軒がほぼ同時に出火し、山本さんと、貞森誠さん(71)、妻の喜代子さん(72)の遺体が見つかった。翌22日には別の民家2軒で河村聡子さん(73)と石村文人さん(80)の遺体を発見。5人は頭部を同一とみられる鈍器で殴られ、ほぼ即死だった。
(2013年7月27日06時03分 スポーツ報知)
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