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山口の連続殺人放火事件 水田トラブル、被害者夫「殺されるかも」

 山口県周南市の連続殺人放火事件で、殺害された河村聡子さん(73)の夫が事件前、殺人容疑などで逮捕された保見光成容疑者(63)から「殺されるかもしれない」と周囲に不安を漏らしていたことが27日、住民らへの取材で分かった。

 周南署捜査本部は27日、殺人と非現住建造物等放火容疑などで、保見容疑者を送検。捜査員70人態勢で、26日に保見容疑者を発見した山中で、凶器など遺留品がないか捜索した。

 捜査本部は、保見容疑者が以前から、周辺の住民とトラブルを抱えていたことを把握。事件の背景になった可能性があるとみて、詳しい動機を捜査している。

 近くに住む女性(62)によると、河村さんの夫は数年前、保見容疑者の自宅近くで稲作をしていた際、水田の管理をめぐり口論になった。夫はその後、周囲に「怖い。殺されるかもしれない」と話し、稲作をやめた。

 河村さんの夫は事件発生時には旅行中で、被害に遭うことはなかった。

 別の女性(73)によれば、河村さんも、保見容疑者が飼っていた犬について「寄ってきたのでよけたら、『たたき殺す気か』と言われて怖かった」と話していた。

 また保見容疑者は町おこしを提案したところ反対されたり、草刈りをして苦情を言われたりしたことなどで、周囲とあつれきを生じていたことを知人らが証言した。

 2011年の正月には、保見容疑者が周南署を訪れ「悪口を言われて孤立している」と相談していたことも既に判明。周辺とのトラブルは、自宅で介護していた父親が数年前に死亡してから多くなったと住民らは話す。

[ 2013年7月27日 09:46 ]

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