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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(422)山本太郎氏と中核派と市民の党の関係
参院選は予想通りの結果に終わり、各誌、選挙の裏話と今後の政治、政局を特集。開票から締め切りまで時間がないので、こういう時に、実力、つまり取材力の差が出る。
やっぱりおもしろいのは『週刊文春』(8月1日葉月特大号)と『週刊新潮』(8月1日参院選特大号)だ。
『文春』は「参院選 新聞・テレビが報じない“仁義なき”裏ドラマ18本」とタイトルどおりやや後ろ向きなのに対し、『新潮』は「参院選暗闘インサイダー情報 戦いすんで『漂流国会』」と今後に焦点を当てている。ともにワイド特集型式。
「存在が軽くなって公明党の心配は『自公蜜月時代』の終焉」(『新潮』)。「弱小与党」(つまり公明党)が最も恐れるのは自民党からの「三行半(みくだりはん)」。
〈「こうなったのは公明党が福祉政策と引き換えに、自民党の政策を無批判に飲み込んできたツケです。お陰で公明党の存在感はますます低下しており、いずれ政策が対立すると、自民党から切られる」(創価学会関係者)〉
懸案は改憲問題。創価学会は本来は護憲(正確には加憲)だが、結論は〈どこまでもついて行きます下駄の雪〉、それが〈公明党の宿命〉だという。
「原発ゼロ」だけで当選した山本太郎氏が中核派の応援を受けていたというのは既に知られた話だが、山本陣営の裏選対の最高責任者が市民の党の斎藤まさし(本名・酒井剛)代表だったとスッパ抜いたのは『文春』。
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