Counter

最終更新2013/7/21
 since August 2008

【尹美香著『20年間の水曜日』 購入案内】



【映画『終わらない戦争』
貸し出し案内】




【『橋下市長! 「慰安婦」問題の真実はこれです』 購入案内】



【『ハルモニの希望こそ平和への道』 購入案内】



【更新履歴】

城陽市議会意見書(6/27)
島根県議会意見書(6/26)
【追悼】イアン・アパイさん(6/21)
集会・行動報告「何度でも語る 歴史の真実はこれです」(6/30)
ニュースレターNo.6(6/30)
参議院選挙候補者アンケート(6/27)
「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワークのブログにリンクシマしました(6/10)
ハルモニたちが安倍首相に抗議文を提出(4/26)
京都府議会で意見書可決(3/26)
【追悼】陳鴦(チン・ヤン)阿媽(3/17)
大阪府警による日本軍「慰安婦」問題解決運動への弾圧に抗議しました(2/23)
「慰安婦」Q&A(2/10)
「わたしたち」(2/10)
ニュースレターNo.5(2/9)
安倍首相の詐術に騙されるな!~閣議決定で河野談話は否定できない(2/3)
米国・ニューヨーク州議会上院で決議(1/29)
【追悼】黄錦周ハルモニ(1/3)
1054回ソウル日本大使館前水曜デモ(12/26)
【追悼】キム・ポクソンハルモニ(12/12)
国連人権理事会日本人権審議での、「慰安婦」問題解決を求める各国の勧告【挺対協報道資料)】(11/11)
【追悼】呉秀妹阿媽(11/3)
橋下市長に反論! 吉見義明さん語る~「強制連行」はあった(10/23)
橋下市長! 日本軍「慰安婦」問題の真実はこれです(9/25)
国会本会議外交通商統一委員会(9/3)
【追悼】ひとりのハルモニ(8/31)
【追悼】キム・ファソンハルモニ(6/14)
ハルモニの希望こそ平和への道(6/10)
日本政府の解決策提示見送りに対する挺対協声明(5/10)

 
 私たちは、各地で教育と教科書問題、歴史認識と日本軍「慰安婦」問題で活動している市民団体で、専門職者や市民で構成されています。私たちは、教育・教科書問題の解決にとって政治が果たす役割は多大なものであると考えています。そこで参議院選挙候補者のみなさんにアンケートを実施しました。ご活用ください。
子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会
日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク


<チラシPDFファイル 3984KB>

 フィリピンにも、日本軍「慰安婦」制度の被害者はいます。台湾、韓国をはじめ、日本軍が侵攻した至る所、中国、フィリピン、インドネシア、ベトナム、マレーシア、タイ、ビルマ、パプア・ニューギニア等のアジア・太平洋の広大な地域に「慰安婦」被害者たちはいます。植民地インドネシアに住んでいたオランダ人女性たちも日本軍の「慰安婦」にされました。
 だまされたり、銃剣を突き付けられて無理やり連行され、そして、彼女たちを待っていたのは多くの日本軍兵士でした。監禁され、逃げられず、拒否すると殺されるかと思うほどの暴力を受けました。連日連続の強かんは、まさに「性奴隷」としての地獄の日々だったのです。

 5月13日、橋下市長は「強制連行の証拠はない」「(戦場での兵士の休息で)『慰安婦』制度が必要なのは誰だってわかるわけだ」と言い、国の内外から多くの抗議を受けました。サンフランシスコ市からは訪問を拒否され、6月の訪米も取りやめざるを得ませんでした。しかし、今もまだ発言の撤回も謝罪もしていません。それどころか、日本の裁判所も認定している被害女性たちの血のにじむような証言も「信用できない」などと言い募っています。
 今年の5月末、国連社会権規約委員会と同拷問禁止委員会は日本政府に対して厳しい勧告を出しました。しかし、事もあろうに安倍内閣は6月18日、「勧告は法的拘束力を持たず、従う義務はない」「橋下市長の認識に政府として答える立場にない」と閣議決定したのです。国際社会の声に背を向け、橋下市長の暴言を容認したのです。安倍首相は、2007年の第一次内閣の時から「強制連行の証拠はない」と主張し、その発言のあまりのひどさに米国から怒りの声があがり、それを無視できず、ブッシュ米大統領に謝罪したほどです。今回も、第二次安倍内閣発足前から河野談話見直しを口にしていて、非難されると、「歴代の首相と同じ立場」と言うばかりで、口が裂けても「河野談話」という言葉を口にしないという態度です。
 もともと橋下市長は安倍首相に追従しているのです。安倍首相・自民党も橋下市長・日本維新の会も、何度被害女性たちを踏みにじれば気が済むのでしょうか。

 私たちは今、しっかりと「事実」を見定めて声をあげなければ手遅れになってしまう重大な分岐点に立っています! 歴史をわい曲し、憲法を変えて軍隊を持ち、私たちを国際社会から孤立へと進ませようとする安倍首相や橋下市長とともに歩むのか。歴史の「事実」と向き合い、戦争の加害責任を誠実に果たして国際社会の信頼を得て、アジアの人々とともに平和の道を歩むのか。
 「カタロゥガン!」と拳をあげ、フィリピンの被害者ロラたちが語ります。私たちは耳を傾け、歴史の「事実」を記憶しましょう。そして、一日も早く日本政府が「慰安婦」被害者に謝罪し、賠償するよう、力を合わせましょう。

  (※タガログ語で、「カタロゥガン」は「正義」、「ロラ」は「おばあさん」の意味)

 今集会は、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動が提起している、「8.14日本軍『慰安婦』メモリアル・デーを国連記念日に!!」の全国同時行動のひとつとして開催されます。
 8月14日は、1991年に韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害者として初めて名乗り出た日です。この勇気ある告発がきっかけとなって、アジア各地の被害女性たちも半世紀の沈黙を破り、日本政府の責任を問い始めました。2012年12月、第11回アジア連帯会議が台湾で開かれ、この日を「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」とすることが決まりました。
2013年8月14日(水) 17:30開場/18:00開始
大阪市立住まい情報センター
にて
資料代:(一般)800円 (学生)400円

主催:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク

みなさまのご参加、お待ちしております

 ~ ハルモニのことば ~

「平和が舞う 統一だ」

吉元玉ハルモニ

「平和が舞う、統一だ」

13歳
平壌
……そのとき、私
何も知りませんでした

戦争が
男が
私を奪われるということが
どういうことなのか
分かりませんでした

他国の植民地になるということが
私の人生を
これほど
長い暗闇の時間で覆ってしまうとは
思いませんでした

監獄に捕らえられた父を救うための10円のお金
父を助けたかったのです
心がはやりました
父を救うことができるという一心で
自分がもう大人になったつもりでした

母にも、兄にも言わずに
工場に就職させてあげると現れた見知らぬ人について行きました
監獄の罰金10円を払いたくて

辛すぎました
私を襲った状況を受け入れることができなくて
叫び、もがき、抗い

そんな私に与えられたものは
殴打と拷問と監禁でした
13歳の少女には
とても耐えられず
お母さん、お母さんと叫びました
遠く平壌にいるお母さんに
私の叫びが届くように願って
そう叫びました

1945年8月15日
人々は解放されたそうです
人々は厳寒の冬を耐え抜いて春が来たと言います
人々は暗いトンネルを出たら光が差したといいます

けれども
私には父の罰金10円がありませんでした
そして私には
再びの暗黒のトンネルが始まり
厳寒の冬が始まりました

私は10円を手に入れました

ところが38度線で遮られた休戦ラインは
再び故郷を、父を奪い去り
再び戦争だと騒ぎ立てます
わー わー 戦争をしろと言っています
武器を買えと
それが平和だと言うのです

ちがう!!!
休戦ラインに春が来たら、それが本当の解放!!!
休戦ラインに夜明けが来たら、それでやっと朝!!!
そのとき初めて平和!!!

あー
蝶になって飛びたい
未だ解放されないこの身
年老いた身だけど
蝶のように飛んで故郷に帰りたいのです

休戦ラインが立ちはだかっても行ってみせます
鉄条網に全身を刺され
この身が血だらけになっても行って見せます
その道のりで
分断も打ち砕き
休戦ラインの鉄条網も押し倒し
「休戦」を「平和」に「統一」に変えることだから
どんなことでもやってみせます。
13歳の別れの後
思い出すたび胸しめつけられる私の故郷、父の墓前に
罰金10円を差し出し
私の手で父を解放してあげたいのです

あ、見えます
あそこに、普通江の畔で遊ぶ13歳の幼い吉元玉が
植民地の苦痛も振り払い
「慰安婦」というくびきも取り外して
戦争の恐怖を感じることもなく
村の友たちと平和にゴム跳びをする元玉が見えます

2013年5月26日
日本軍「慰安婦」被害者証言キャンペーン2013inなら
「何度でも語る 歴史の真実はこれです」にて
吉元玉ハルモニの人生をもとに尹美香代表が書いた詩を、吉元玉ハルモニが朗読しました。



1