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【社会】

北茨城3年ぶり海開き 震災後初、県内全18カ所再開

東日本大震災後、3年ぶりに海開きした磯原二ツ島海水浴場で遊ぶ家族連れ=27日午前、茨城県北茨城市で

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 東日本大震災で被害を受けた茨城県北茨城市の磯原二ツ島(ふたつじま)海水浴場が二十七日、三年ぶりに海開きした。茨城県内十八カ所の海水浴場が、震災後初めて全て営業再開となった。

 同海水浴場は、震災による地盤沈下で砂浜が大幅に減少し、近くの岩礁に崩落の危険が生じた。県内最北にあるため、東京電力福島第一原発事故の風評被害も勘案し、昨年までは営業再開を見送っていた。

 今年は岩礁付近の立ち入りを禁止し、全長約三百五十メートルのうち約百五十メートルの区間に限って開放。八月十一日まで営業する。

 六月に実施した県の調査では、海水から放射性物質は検出されず、砂浜の放射線量も問題なかった。

 埼玉県草加市から家族六人で遊びに来た主婦根岸美樹さん(27)は「海も砂浜も変わらずきれい。子どものころから泳いでいた場所なので、これからも毎年遊びに来たい」と笑顔を見せた。

 

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