ホンダと産業技術総合研究所(産総研)は6月17日、東京電力福島第一原子力発電所向けに「高所調査用ロボット」を共同で開発したと発表。6月18日から同ロボットが建屋内での稼働を開始する予定。
福島第一原発、高所調査用ロボットの調査成功
東京電力は、ホンダなどと共同開発した「高所調査用ロボット」を使い、福島第一原子力発電所2号機の原子炉建屋1階上部空間の調査を18日に実施、その調査結果を19日公表した。
同調査は、ロボットを用いた上部空間の線量測定や干渉物調査を行うことで、今後の除染・遮へい計画やPCV調査・補修計画へ反映することを目的としている。
現場に投入された高所調査用ロボットは、2号機原子炉建屋西側通路と南西エリアの上部状況を確認する調査を実施。調査した内部の温度は23.6度、湿度78%、線量率の最高値は19mSv/h。調査時間は18日12時から16時14分のおよそ4時間、ロボットの被ばく線量は38.5mSvであった。
東京電力の調査結果では、「上部の方の線量が高いことを確認したが、下部に対して顕著な差異はなかった」「上部空間の狭隘な状況を確認した」「機器類の損傷は特に確認出来なかった」とまとめた。
今後の予定として、東京電力では今回の調査の結果を踏まえ、高所PCV貫通部周辺の調査の実施可否や調査エリアの拡大の検討を行うとしている。
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