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日本体協は24日、東京都渋谷区の岸記念体育会館で理事会を開き、2016年の第71回国体の岩手県開催を正式決定した。会期は10月1日から11日までの11日間。震災以降、被災地での国体開催は初めてで、岩手県では1970年以来46年ぶりの開催となる。
張富士夫会長から開催決定書を受け取った達増拓也岩手県知事は「復興に前進する岩手、東北の姿を見てもらい、支援していただいた全国の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」と抱負を述べた。
決定後の記者会見で達増知事は、約10億円を目標とする募金・協賛金の収集、ボランティアの確保などを課題に挙げた上で「準備や開催を通じて、県民が将来に希望を持ち、力を合わせて困難を乗り切る気持ちになるようにしたい」と語った。
また達増知事は、国体の機運を高めるためのイベントを、10月19日に北上市の北上総合運動公園で開くことも明らかにした。