【辻外記子】日本膵臓(すいぞう)学会は26日、親や子、きょうだいに膵がん患者がいる人の登録制度を始めると発表した。家族に患者がいると、膵がんになりやすいため、定期的に検査をし、早期発見につなげる。特有の遺伝子の特徴も調べ、治療法の確立も目指す。
学会の担当委員会に参加する京都大や東北大など10病院が倫理委員会の承認をへて年内にも始める。
国内で膵がんで亡くなる人は年間約2万9千人。早期発見が難しく、死亡率は非常に高い。1994年に同様の登録を始めた米国では、家族に1人患者がいると膵がんになるリスクは約5倍、3人いると32倍高くなることがわかっている。
登録した家族には、CTやMRIなどの検査を受けてもらい、早期発見に役立てる。3年をめどに、集まったデータを分析して膵がんのリスク、効果的な検査法などを調べる。
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