2010.11.28
SONY DR-BT101 / Windows 7
ついこの前に新しくノートPCを買った。この東芝dynabook R730/W2PAはBluetooth内蔵である。そこでBluetoothのヘッドフォン、SONYのDR-BT101を買った。デスクトップマシンでもヘッドフォンを付けたまま動き回っても音楽を聴き続けられるのが魅力である。
ここで、デスクトップマシンのWindows 7で音が出なくなる現象が発生した。ペアリング直後は音が出るのに、ヘッドフォンの電源を切って再接続すると音が出なくなるのである。ちょっと調べてみた限りでは、Windows 7標準のBluetoothドライバの問題のようである。なんと粗末なユーザーエクスペリエンス。これがMicrosoftクオリティか。
まず、DR-BT101の挙動について。
電源ON後にHFP/HSPで接続しようとするのだが、音楽を聴く場合はA2DPで接続している必要がある。一応、HSPでも聴くことは出来るようなのだが、ステレオでなくモノラルとなってしまう。
そして、Windows 7標準のBluetoothドライバである。こちら側でDR-BT101との接続を制御できれば全く問題なかったのであるが、それができるような操作方法が存在しない。インジケーターの「Bluetoothデバイス」から「Bluetoothデバイスの表示」でDR-BT101のプロパティを見てもHFP/HSPとA2DPを切り替えられるようなオプションは見当たらないし、「サウンドの設定」を触って有効/無効の切り替えを行っても DR-BT101(Stereo Audio) から音が出てくる様子はない。
因みに、プロパティの「サービス」タブでヘッドセットのチェックを入れるとドライバのインストールに失敗する。また「ハードウェア」タブでDR-BT101(Mono Audio)を削除すると、滅多に見ることがなくなっていたblue screenを拝むことができた。これはひどい。
で、解決の方法。
判りやすいのは、いちいちペアリングをやり直す方法。「Bluetoothデバイスの表示」で「デバイスの削除」をして、ペアリングをする。
とはいえ、これは面倒。「Bluetoothデバイスの表示」から「サービス」タブを開き、オーディオシンクのチェックを外し適用する。そして、オーディオシンクのチェックを入れて適用またはOKする。こうするとドライバのインストールが始まって、Stereo Audioから音が出るようになる。
ところで、ノートPC側には東芝のBluetoothドライバが入っている。こちらは手動でA2DPとHSPの接続を切り替えることができるようになっている。まあ、そういうわけでWindows 7(笑)というよりはMicrosoft(笑)ということなのである。ここでの(笑)は嘲笑の笑いである。断る必要は無いと思うが、念のため。
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