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希望の新工房再起 障害者就労支援「きらら女川」 宮城

写真:新工房での作業を見守る阿部雄悦さん(右から2人目)=25日、女川町拡大新工房での作業を見守る阿部雄悦さん(右から2人目)=25日、女川町

写真:鳥取県の平井伸治知事から贈られた花輪の横で祝電を手にした松原千晶さん=7月25日、女川町拡大鳥取県の平井伸治知事から贈られた花輪の横で祝電を手にした松原千晶さん=7月25日、女川町

 【小野智美】障害者の就労を支援する、女川町唯一の事業所「きらら女川」が、新しい工房で再起した。東日本大震災で流失し、2年4カ月あまり。震災前はサンマを練り込んだかりんとうを作っていたが、これからは「さんまパン」も焼く。事業所で働く1人は、25日に開かれた工房の完成式でこう語った。「絶望は突然、訪れます。しかし、希望があります。希望は魔法ではありません」――。一人ひとりが力を合わせて、希望を紡ぎ出した。

■被災、女川から鳥取へ

 きらら女川は、2010年12月、女川港そばでオープンした。

 長年、町でパン屋を開いた後、かりんとう工房を営んでいた阿部雄悦さん(72)と、鳥取県伯耆町から来た松原千晶さん(52)が、手弁当で立ち上げた。

 阿部さんは、工房で障害者を雇っていたが、雇える人数には限りがある。働く場を増やそうと考え、かりんとうの冷凍生地を女川町から全国の事業所へ送り、地元の野菜や果物を加えたかりんとう作りを指導していた。松原さんは、伯耆町の事業所で梨入りのかりんとう作りなどに携わった縁で、阿部さんの元へやってきた。

 当初、施設で働く利用者は4人だったが、震災前には11人に増えた。

 11年3月11日。近くの広めの民家へ引っ越す日だった。パンを焼き、喫茶も始めようとしていた。

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