長崎市小江町の砕石場で人の右手首と左のひじから先の部分が見つかった死体遺棄事件で、右手首の断面は鋭利な刃物で切断されたような状態ではなく、ちぎれたような跡があったことが、長崎県警への取材でわかった。県警は27日午前、遺体の他の部分がないか調べるため、砕石場の実況見分を始めた。手首とひじの司法解剖などもして身元の特定を進める。
県警によると、手首と腕は26日、砕石場の敷地内にあるコンクリート廃材のリサイクル工場で、外部から持ち込まれた廃材をベルトコンベヤーに流して、鉄くずなどを選別する作業中に見つかった。
工場には、主に市内の解体業者からコンクリート廃材が毎日搬入されており、県警は、手首などが混入した廃材が出た可能性がある解体現場など数カ所も調べている。
砕石場の経営者の男性は27日、取材に対して「人の手首が混入するような心当たりはない。伝票があるので、(手首が混入していた廃材を)どこの業者が持ち込んだかは分かるはずだ」と話した。