試合前に和田監督(左)と話をする阪神・西岡【拡大】
患部は5月から痛めている左ひざに加え、22日、球宴第3戦(いわき)で自打球が右足首を直撃。直後の守備からベンチに下がり、足を引きずるそぶりも見せていた。
和田監督は27日の出場について「わからん。明日になってみないと」と厳しい表情。黒田ヘッドコーチは「(抹消は)しない。あすはようすを見ながらちゃうか」と抹消は否定した。この日も展開によっては代打などで出場の可能性もあったという。
試合は藤井に1点しか奪えず、今季だけで3度目の完投を許す情けない内容。だからこそ、G追撃へ西岡の力は不可欠。それを証明されたゲームでもあった。
自らのけがに、チームも敗戦。表情が晴れるわけもないが、27日の同カードに出場できそうかと問われると背番号「7」は当然のように答えた。
「もちろん、そういうつもりではいますけど」
絶対に優勝する-。西岡の熱い気持ちはナインやファンに必ず伝わっているはずだ。(渡辺 洋次)
(紙面から)