西岡(右)は三回、ベンチからバツマークを出す(撮影・白鳥恵)【拡大】
(セ・リーグ、阪神1-5DeNA、12回戦、6勝6敗、26日、甲子園)メンバー表の一番上にいつもの名前はなかった。西岡の体はもはや傷だらけなのだろう。チームも力なく連敗し、早期復帰を願う声が沸いてきそうだった。
「(足が)壊れてもいいと思ってやっているが、監督がうまくコントロールをしてくれている。野球とは別のことでチームに迷惑をかけて申し訳ない」
試合前練習のグラウンドに1番遅く現れた虎のリードオフマンは、すぐさま、和田監督の下に直行。何かを話し込んだ。その後、杉本トレーナー、黒田ヘッドコーチも加わって、会話を終えると、足早にクラブハウスへ引き上げた。6日の広島戦(マツダ)以来のベンチスタートが決まった瞬間だった。