Updated: Tokyo  2013/07/27 12:16  |  New York  2013/07/26 23:16  |  London  2013/07/27 04:16
 

NY原油:週間でマイナス、中国の生産能力削減計画を嫌気

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  7月26日(ブルームバーグ):ニューヨーク原油相場は反落。週間では約1カ月ぶりの下落。製造業の余剰生産能力削減へ向けた中国の取り組みが燃料消費の減少につながるとの見方が広がった。

中国は19業種1400社余りに対し、年内に余剰生産能力を削減するよう命じた。より緩やかで持続可能な経済成長にシフトするための取り組みの一環。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は19日に109.32ドルまで上昇し、2012年3月以来の高値を付けた。米経済回復の兆しと原油供給の減少が背景にあった。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)のアナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「中国が余剰生産能力の削減を企業に命じたとのニュースで、同国の景気減速とエネルギー需要への影響が再び懸念されるようになった」と述べた。「先週付けた1年4カ月ぶりの高値からの調整はまだ終わっていない」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前日比79セント(0.75%)安の1バレル=104.70ドルで終了した。終値ベースでは9日以来の安値。週間では3.1%の値下がり。年初からは14%上げている。

原題:WTI Caps Weekly Drop as Chinese Reduces ManufacturingCapacity(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Mark Shenk mshenk1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Bill Banker bbanker@bloomberg.net

更新日時: 2013/07/27 05:13 JST

 
 
 
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