共産党というのは、一つの国に一つだけです。日本には日本共産党というのがあり、北朝鮮には北朝鮮の共産党がある。戦後、地下に潜伏していた共産党が地上に出てきて活動を始めるわけだが、その中には言うまでもなく「在日」もいたわけです。在日朝鮮人は、朝鮮人なので、朝鮮が独立したからには朝鮮共産党の支配下に入るべきだ、という論があって、日本で火炎瓶を投げていた在日共産党員が一斉に朝鮮に帰国して、金日成の軍隊に合流するわけだが、そこにいたのは、旧日本軍の残留諜者だったりしたらしい。もともと馬賊でしかなかった金日成が、ちゃんとした軍隊を作れたのは、満州に展開していた日本軍の残党を抱え込んでいたからだという話もあり、日本人を嫌って徹底的に排除した南朝鮮との違いがある。北朝鮮の建国には、表には出ないものの、日本人の力が大きく関わっている。金策で検索w 軍事的に進んでいた日本軍の残党を抱え込んだ北朝鮮の方が、朝鮮戦争になると明らかに強くて、一時、韓国は釜山だけを残して全土を占領されてしまう。韓国はどうしていいのか困惑して、自国民を虐殺するくらいしか出来なかった。朝鮮戦争では200万人の民間人が殺されている。今、日本にいる在日韓国人、朝鮮人というのは、その時に殺されるのを嫌って逃げて来た難民の子孫だ。
渤海国の2代目国王は勇猛果敢、好戦的な野心家・大武芸だった。そして北朝鮮2代目最高指導者・金正日は大武芸に憧れ、性格も似ているところが多々見られる。――金正日と北朝鮮当局が、渤海国の歴史全般を深く研究していることは知られているが、彼らは大武芸を「理想の指導者像」と見なしているのではないだろうか。
超大国・米国、隣国である巨大国家・中国。これらを相手に回し、無謀とも思える強硬姿勢を貫き通し、欧米思想を撥ね返してアジア文化を死守する北朝鮮。
北朝鮮の指導者というのは、歴代、渤海国王「大武芸」を理想としているという話があるんだが、大武芸王というのは、大唐帝国からの独立を果たし、独自に日本との通商を計った人物です。この人物をキーワードにして北朝鮮の金王朝を分析してみると、色々と面白い。
25歳で連隊長、29歳で師団長、31歳で参謀総長、33歳で陸軍大将。面会した人物はマッカーサー、アイゼンハワー、金日成、吉田茂、岸信介、ドゴール、フランコ。交渉相手は中共・北朝鮮軍、ホワイトハウス、赤軍派、通産省。母国語のほか日英中国語に堪能。朴正熙大統領が部下だったこともある。近現代戦史愛好家で著者を知らない人はいないし、たぶん本書を読んでいない人もいない、第二次大戦後屈指の名将だ。本書は12年前の単行本の文庫化である。韓国建軍時の混乱、朝鮮戦争で形作られた米韓共同作戦など、当事者でしか知り得ない秘話がこれでもかというほど語られている。文庫で改めて読みなおしたが、当時受けた感銘はいささかも揺るがない。
20、30代は軍人として韓国軍建軍に貢献し、40代は十数ヶ国の大使、50代は実業家として麗水に石油コンビナートを建設...と著者は1人で何人分もの人生を送っている。釜山包囲戦では1個師団で北4個師団を食い止めたかと思えば、四半世紀後には資金協力要請で通産省へ日参の日々。満洲国時代から対ゲリラ作戦の名手で鳴らし、韓国内で千や万単位の北ゲリラを3たび掃討したにもかかわらず、北ゲリラに比べ赤子同然のよど号ハイジャック犯に親切にも日本語で「聞こえますか」と呼びかける。チートキャラ過ぎるのに、嫌味さのかけらもない。いつも反省の弁が語られ、ユーモアも交え読者の笑いも誘う。
釜山陥落寸前まで追い込まれた韓国を救ったのは、旧満州国軍中尉、旧日本帝国少尉であった、この本の著者です。親日派で知られる人物で、まだ存命。壊滅寸前まで追い込まれた韓国軍で、親日派ながらも若くして抜擢され、韓国を救う事になる。釜山を守った時の戦いで、マラリアの熱に苦しみながらも発した言葉です。
我々にはもう退がる所はないのだ。だから死んでもここを守らなければならないのだ。しかも、はるばる地球の裏側から我々を助けに来てくれた米軍が、我々を信じて谷底で戦っているではないか。信頼してくれている友軍を裏切ることが韓国人にできようか。いまから私が先頭に立って突撃し陣地を奪回する。貴官らは私の後ろに続け。もし私が退がるようなことがあれば、誰でも私を撃て。さあ行こう!
ちなみにこの人の学歴は、満州国軍官学校と明治大学。やっぱり学歴というか、教育は大事だよね。
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