山形のニュース

水源濁り2万世帯断水 山形・大雨被害 孤立全て解消

床上浸水被害に遭った住宅で片付けに追われる住民=大江町顔好

 記録的な豪雨で河川の氾濫や土砂崩れなどが相次いだ山形県内は19日、降雨から一夜明けて復旧作業が進む一方、水源が濁っているため広範囲にわたって断水した。
 県によると、濁った水の処理が追いつかず、山形県村山、天童、河北、大江の2市2町で約2万2000世帯で断水し、給水車が出動した。約8000世帯が断水している村山市の復旧は20日以降になる見通し。
 道路が冠水と土砂崩れで通行止めとなり、西川、大江両町と大蔵村で合わせて6集落196人が一時孤立した。道路の復旧が進み、19日午後6時までに全ての孤立状態が解消された。南陽市や大江町などに出されていた避難指示・勧告も全て解除された。
 水田や果樹畑など2000ヘクタール以上に、浸水などの被害が出た。大江町萩野では月布川が氾濫し、川沿いのスイカ畑が冠水した。さがえ西村山農協職員の清野藤一さん(61)は「2000本の苗を植えたスイカは、収穫が始まったばかりだった。全て泥水に浸ってしまい、もう売り物にならない」と肩を落とした。


2013年07月20日土曜日


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