OKStars インタビュー

Vol.288 劇場版トリコ

櫻井孝宏、岩田光央、
松田賢二、水樹奈々

OKStars Vol.288は初の単独映画化『劇場版トリコ 美食神の超食宝』キャストの櫻井孝宏さん、岩田光央さん、松田賢二さん、水樹奈々さんへのインタビューをお送りします!

ココ:櫻井孝宏
サニー:岩田光央
ゼブラ:松田賢二
ティナ:水樹奈々

単独の劇場版公開についてのご感想は?



櫻井孝宏 : 超嬉しいです!この日が来ることを待ち望んでいました。トリコほど劇場版アニメに向いている作品はないんじゃないかと思います。大スクリーンでバトルが見られるのが嬉しいですね。

岩田光央 : 東映といえば映画会社なので、東映作品で映画をやらせてもらえるのは嬉しいですね。個人的には父が東映に勤めていたこともあって、子どもの頃は東映まんがまつりをいつも観ていたんですよ。そんなこともあって自分が子ども向けの映画に関われることも嬉しいです。

松田賢二 : 僕も東映に父が…

岩田光央 : どんなボケだ!(笑)

松田賢二 : 僕も東映まんがまつりは観ていたので、何年か前に東映の特撮ヒーロー物をやった時もそうですけど、形は変われど今回も四天王ということでヒーローをやらせていただけるということで、役者冥利につきます。

水樹奈々 : 私もすごく嬉しかったです。ティナはアニメのオリジナルキャラクターということで、劇場版が決まった時、出番はあるのかなと嬉しさと不安とが入り交じっていましたが、ティナもクルッポーも出ているよと聞いて凄く嬉しくて…!記念すべき劇場版の長編単独公開1作目に出演できるということはトリコファミリーとしても嬉しいです。

松田賢二 : 今の発言良かったですね。今のは僕が話したことにしといてください。

水樹奈々 : 何を言っているんですか!(笑)

劇場版の印象は?

水樹奈々 : カット数がすごく多いので、TVアニメ以上に奥行きや臨場感を感じていただけると思います。

岩田光央 : 座古明史監督がヘロヘロになっている姿をはじめて見たのと、随分前から座古監督からは映画にかかりきりという話を聞いていたので、どれだけの熱量でやっているのかが、彼を見れば分かります。普段の監督はとても温厚なんですけど、劇場版のアフレコの時にはキリッとした顔つきで的確な指示をたくさんいただいていて、とても良い緊張感の中でできました。素晴らしい作品になると思います。

どんな風にキャラクターを出していきましたか?

櫻井孝宏 : 基本的にTVシリーズで作り上げたキャラクターそのままです。四天王揃い踏みのバトルが見どころの一つで、劇場版ならではの迫力と臨場感が堪りませんでした。4人の連携がカッコいいんですが、そこに見える友情と絆にグッときます。クールで熱いココにも注目してください。

岩田光央 : それと今回は敵のキャラが強いですからね。ゲストキャラクターのギリムとあやめはほとんど出ずっぱりですし、ギリムの豪快さにはびっくりすると思います。僕が演じたサニーについては、頑張ってます(笑)。

松田賢二 : ゼブラも頑張ってます。

今回、劇場版に携わって新しい発見などはありましたか?

櫻井孝宏 : 僕はやはり四天王の関係性ですね。彼らの信頼の厚さを皆さんにも感じてほしいです。

岩田光央 : サニーはTVシリーズで培ってきたものがちゃんと出ている感じがします。グリンパーチと戦う時に相変わらず「キモッ!」って言っていたり、サニーらしさが出てます。それと四天王の中でのゼブラに対する何とも面白い空気感があるところとか、そういう4人の関係性が垣間見られると思います。

松田賢二 : 四天王が揃っているところの声を入れている時に、子どもに戻ったというか、男の子のような気分で、いつもより増した熱量を込められたところが、映画としての思い入れにもなりました。それと、かすかにノリツッコミをしているところが新しいですね。ゼブラのキャラクターに乗せるのはかなり難しかったです。

水樹奈々 : ティナとしてはTVアニメで、久しくキャスターとして活動している姿を見ていなかったので(笑)、今回TV局のスタジオのシーンがあったり、久々に部長にこっぴどく怒られたり、最近はTVでもなかなか見られないティナの本職の部分が見られます!そして今回新鮮だったのは、節乃さんのお店に行ってカウンター越しに話をするシーンがあって、凄く嬉しかったです。一般の人が近づけないところにキャスターとして任務を果たすため、体当たりで突撃していく。ティナは視聴者のみなさんの目線に近いところがあって、今回も絶妙な立ち位置で、グルメとそれに関わるトリコたちをガッツでアクティブに追いかけています!

トリコは食がテーマということで、「みんなで食べる」ということについてのみなさんのエピソードをお聞かせください。



岩田光央 : うちの親族は仲が良くて正月とかにみんな祖父母の家に集まるんですけど、そんな時に調理場でみんながそばを茹でたり天ぷらを揚げたりして、長テーブルをくっつけて10人以上で「いただきます!」とワイワイと賑やかに食べるのが、僕の中の食事のルーツですね。トリコのテーマでもあるみんなで食べる、ということはとても理解できますね。

水樹奈々 : 私は食べることが大好きなので、みんなで食べるというとライヴの打ち上げがいちばんに思い浮かびます。すごく楽しいです。ツアー中だとご当地の美味しいものをいただきつつ、ツアーメンバー、スタッフ…家族のようなみなさんとステージを振り返りながら「お疲れ様でしたー!」って食べるあの感覚が好きです。ライヴ後の心地良い開放感の中でいろんな話ができるので、そこでライヴのアイディアが生まれたり、サポートいただいている大先輩のメンバーの方々から普段は聞けない音楽の話も聞けるので、とても楽しいです。

櫻井孝宏 : 実家が商売屋なので子供の頃から家族揃って食べることが少なくて、その頃の影響か今でも一人ご飯が多いんですよ。
昔よりは意識するようになりましたけどね。ウチの家族は「ゆったりのんびり」というスタンスではなく、片っ端から食べていくんです。
「食べるのが遅い」と注意されるくらいなので、まさに食らいつくように食べています(笑)。

松田賢二 : トリコのオープニングのダジャレをかけた食材ミックスがありますけど、僕も料理がそっち系の創作料理ばかりなんです。炒飯にポテトチップスを混ぜたり、麻婆豆腐ラーメンとかいろいろやるんですけど、ことごとく失敗して奥さんからはそこが嫌いと言われていて(一同笑)、いまだに台所に立つことは許されていません(笑)。とはいえ、今は料理本を買ってイチから勉強し直しています。どうしても読んでいるとここにこれを混ぜたら美味しいだろうなとか、男の冒険心をくすぐられてしまいます。

キャストの皆さんからOKWaveユーザーに質問!

松田賢二 : 僕らからの質問は間違い探しです。
僕ら四天王が普段と違いますのでぜひ見つけてください。

Information

『劇場版トリコ 美食神の超食宝』
2013年7月27日(土)より全国公開

美食神・アカシアのスペシャルメニュー、いただきます!!
世はグルメ時代、美食屋四天王・トリコの元に、ある食材の調達依頼がやってくる。それは美食神・アカシアのフルコースの裏に隠された“スペシャルメニュー”。その正体を求めて、トリコたちは巨大雲が渦巻く“ハングリートライアングル”を潜り抜けて絶海の孤島・旧第1ビオトープ、通称“アカシアのキッチン”へ辿り着く。そこで目にしたのは、かつて苦労して手に入れたフグ鯨やリーガルマンモス等の希少食材、恐ろしい猛獣たち、そして無数に点在する謎の遺跡群と巨大冷蔵庫…。トリコたちは島で出会ったビオトープの所長・あやめとともに、遺跡の謎に迫るが、そこへ元美食會特別料理顧問・ギリムが立ちはだかる!さらに美食會副料理長3人や新型GTロボも参戦し、事態は大混戦!“美食屋四天王”が大集結し迎え撃つが、圧倒的強さを誇るギリムに次々と倒されてしまい…!?
果たして、壮絶な戦いの行方は!?そして、トリコたちは島の謎を解いて、アカシアのスペシャルメニューにたどり着けるのか!?

原作:島袋光年(集英社 週刊「少年ジャンプ」連載)
監督:座古明史
声の出演:置鮎龍太郎 朴璐美 櫻井孝宏 岩田光央 松田賢二 水樹奈々 /真矢みき / 北大路欣也
配給:東映
公式サイト:http://www.toriko-movie.com/

(C)島袋光年/2003「トリコ」製作委員会