社会

酒の席でトラブル
(山口県)
周南市金峰で男女5人が相次いで殺害された事件、重要参考人の63歳の男が、過去に事件の被害者の1人と酒の席でトラブルになり、刑事事件に発展していたことが分かった。男の行方は依然として掴めていない。この事件は周南市金峰地区で今月21日夜から22日にかけて殺害された5人の遺体が相次いで見つかったもの。このうち、21日夜に発生した火災で焼け跡から見つかった遺体のうち身元が分からなかった1人は貞森喜代子さん72歳であることが警察のDNA鑑定などで分かった。これにより、一連の事件で殺害されていた5人全員の身元が判明した。5人は、頭を鈍器のようなもので殴られ死亡しているがこれまでのところ凶器などは見つかっていない。警察は25日も400人態勢で捜査した。朝から男の家や、5人の遺体が見つかった4軒の住宅の検証のほか、行方の分からなくなっている男の足取りを掴もうと山中の捜索を行った。捜査関係者によると重要参考人として行方を捜している63歳の男は10年ほど前、酒の席で今回の事件の被害者の1人と口論となり鋭利なもので刺され、傷害事件に発展したという。
[ 7/25 21:16 山口放送]