Updated: Tokyo  2013/07/26 06:09  |  New York  2013/07/25 17:09  |  London  2013/07/25 22:09
 

米クアルコム:7~9月売上高は市場予想を上回る公算

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  7月24日(ブルームバーグ):携帯電話向け半導体最大手、米クアルコム の7-9月(第4四半期)売上高見通しは、レンジの上限がアナリストの平均予想を上回る数字となった。新興国市場のスマートフォン(多機能携帯電話)需要が追い風となっている。

24日の発表資料によると、7-9月期の売上高は59億-66億ドル(約5914億-6616億円)、純利益は1株当たり86-94セントとなる見通し。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均では売上高が63億ドル、1株当たりの利益は94セントと見込まれていた。

トピカ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、スジ・デシルバ氏は、クアルコムの見通しが米アップルからの新「iPhone(アイフォーン)」向け部品の受注や、中国など新興市場の比較的規模の小さい顧客からの需要を反映している可能性があると分析した。台湾の宏達国際電子(HTC)や韓国サムスン電子の業績が予想を下回り、スマホ市場の成長が鈍化しつつあるとの懸念が広がったが、クアルコムの見通しはこうした懸念の緩和に寄与するかもしれない。

クアルコムの株価は米時間外取引で一時4.7%高の64.26ドルとなった。通常取引終値は1.5%安の61.39ドル。年初来ではほぼ横ばいとなっている。

原題:Qualcomm Forecasts Sales That May Top Analysts’ Estimates(1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:サンフランシスコ Ian King ianking@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Pui-Wing Tam ptam13@bloomberg.net

更新日時: 2013/07/25 06:56 JST

 
 
 
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