トップページ国際ニュース一覧スペイン 列車脱線 死者56人に
ニュース詳細

スペイン 列車脱線 死者56人に
7月25日 8時54分

スペイン 列車脱線 死者56人に
K10032761111_1307250932_1307250939.mp4

スペイン北西部の町で、24日、200人余りの乗客を乗せたスペイン国鉄の列車が脱線し、これまでに56人が死亡したほか、およそ70人がけがをしました。

スペイン北西部の町サンティアゴ・デ・コンポステーラの近郊で、現地時間の24日午後9時前(日本時間25日午前4時前)、首都マドリードから北西部のフェロルに向かっていたスペイン国鉄の列車が脱線しました。
列車には200人余りが乗っており、地元の州政府によりますとこれまでに56人が死亡し、およそ70人がけがをしました。
車内には取り残された乗客がいるとみられ、深夜になっても警察や消防が救助活動を続けています。
地元の複数のメディアによりますと、事故現場は制限速度が80キロのカーブで、専門家は、事故を起こした列車がこれを上回る速度を出していたため事故につながったのではないかとの見方を示しています。
現地のテレビ局が伝えた映像では、複数の車両が線路のカーブに沿うように脱線し、一部の車両が激しく壊れているほか、車両の一部から黒い煙が立ち上っている様子が分かります。
ロイター通信は、地元のラジオ局が放送した乗客の話として「多くの人が、車両の下に取り残されていた。火も上がり、慌てて逃げた」と伝えています。
スペインのラホイ首相は、閣僚と緊急の会議を開き対応を協議するとともに、現場を訪れて状況を確認するとしています。
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、キリスト教徒にとっての重要な巡礼地のひとつで、25日は、「聖ヤコブの日」に合わせて祭りが開かれる予定で大勢の観光客が訪れていました。
現地の日本大使館は、乗客の中に日本人がいないかどうか確認を急いでいます。

[関連ニュース]
k10013276111000.html

[関連ニュース]

  自動検索

スペイン列車脱線 200人以上死傷 (7月25日 21時22分)

スペイン列車脱線 死亡60人以上 (7月25日 12時21分)

スペインで列車が脱線 多数の死者か (7月25日 5時53分)

このページの先頭へ