ユーロ圏6月の民間向け融資、過去最大の減少-M3は2.3%増
7月25日(ブルームバーグ):ユーロ圏の6月の家計・企業向け融資は1年2カ月連続で前年割れとなったほか、過去最大の落ち込みを記録した。域内経済は引き続き過去最長のリセッション(景気後退)からの脱却に苦しんでいる。
欧州中央銀行(ECB)が25日発表した6月の民間向け融資は前年同月比1.6%減少。これは1999年のユーロ導入後で最大の落ち込み。5月は1.1%減だった。
同時に発表された6月のマネーサプライ(通貨供給量)統計では、拡大M3 (現金、要求払い預金、定期貯蓄性預金、投資信託の一部)が季節調整済みで前年同月比2.3%増加。伸び率は5月の2.9%を下回った。ECBは拡大M3をインフレ見通しの指標としている。
原題:ECB Says Bank Loans to Private Sector Shrink Most onRecord (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeff Black jblack25@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2013/07/25 19:01 JSTニュース一覧
注目のセクション