ドイツ:7月のIfo景況感、106.2に上昇-3カ月連続の改善
7月25日(ブルームバーグ):ドイツのIfo経済研究所がまとめた7月の独企業景況感指数は前月から上昇し、3カ月連続の改善となった。欧州一の経済大国である同国の景気 回復を示唆している。
Ifo経済研が25日発表した企業景況感指数 は106.2と、6月の105.9を上回った。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト45人の予想中央値は106.1だった。
6月の失業者数が予想に反して減少したドイツは、7月に2年ぶりに拡大したユーロ圏の製造業活動のけん引役となった。ドイツ連邦銀行(中央銀行)は今週、4-6月(第2四半期)に独経済は「強く拡大」したが、その後は減速するとの見通しを示している。
ノルトLB(ハノーバー)のエコノミスト、マリオ・グルッペ氏は「この先、多少の落ち込みはあるかもしれないが、全般的にドイツ経済は正しい方向に向かっている」とし、「ユーロ圏については、第2四半期にリセッション(景気後退)から脱却した、あるいは少なくともゼロ成長だろうとの期待がある」と付け加えた。
Ifo経済研によれば、7月の現状指数は110.1と、前月の109.4から上昇。期待指数は102.4と、前月(102.5)を下回った。
原題:German Business Climate Rises a Third Month in RecoverySign (1)(抜粋)
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更新日時: 2013/07/25 18:02 JST