UPDATE 2-IFOの7月独業況指数は予想上回る106.2、3カ月連続で上昇
(内容を追加しました)
[ベルリン/ミュンヘン 25日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が25日発表した7月の独業況指数は106.2となり、予想の106.1を上回った。3カ月連続で上昇し、ドイツ経済の回復が勢いを増していることを示す内容となった。
6月は105.9だった。
同指数は約7000社を対象とした月次調査に基づいて算出されている。
IFO経済研究所のエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏はロイターに対し、「現時点でその他のユーロ圏加盟国の経済がドイツ企業に打撃を与えていることを示す要因はない」と指摘。中国経済の減速については「警鐘を鳴らすのは時期尚早だ」と述べた。
ドイツ経済は回復しているとし、経済成長率について、今年第2・四半期に0.9%、その後2四半期は連続で0.4%となり、通年では0.6%になるとの見通しを示した。
ニュー・ビュー・エコノミクスのエコノミスト、デビッド・ブラウン氏は「ドイツ経済は、輸出セクターや、消費者の信頼感が改善しているように見えるという事実のおかげで、勢いがさらに増し始めている」と指摘。「このペースで改善が続けば、ドイツの成長率は今年1%、来年は2%上振れするだろう」と述べた。
政府は、今年の経済成長率を0.5%と見込んでいる。
また、IFOの7月の現況指数は110.1となり、予想の109.7を上回った。
一方、期待指数は102.4となり、予想の102.5を下回った。
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