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スペイン列車事故 速度違反が原因か 運転士を取り調べ

 スペイン北西部ガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラで起きた高速鉄道脱線事故は25日、列車が制限速度を大幅に超えて急カーブに進入したことが判明した。捜査当局は運転士による速度違反が脱線の原因との見方を強めているもようで、ロイター通信によると、運転士を正式に取り調べている。

 同国メディアによると、死者は80人に達した。複数の同国メディアは捜査関係者の話として、運転士の1人が、制限速度の2倍以上の時速約190キロで走行していたことを認めたと伝えた。多くの車両は横転して大破した。

 ムンド紙電子版などは25日、運転士が昨年、交流サイトで、時速200キロで走行した経験を誇示する書き込みをしていたと伝えた。



 捜査当局は、飛行機と同様に運行状況などを記録するブラックボックスを列車から回収し、事故当時の状況の解析を急いでいる。

 スペイン国鉄のロドリゲス社長はラジオの取材に「事故を起こした車両は当日の朝に点検を受けたばかりで異常はなかった」と述べ、技術的な問題の可能性を否定した。

 ラホイ首相は25日、現場を視察し、「全国民が3日間喪に服す」と発表した。

 マドリードの日本大使館には邦人が被害に遭ったとの情報は入っていない。

 現場はスペインの高速鉄道路線の中でも運転が難しい急カーブで、制限速度は80キロ。パイス紙は、列車がスピードを出したままカーブを曲がりきれずに壁面に激突、横転する様子を写した監視カメラの映像をウェブサイトで公開した。

 脱線した「アルビア」と呼ばれる列車は高速路線と在来線を乗り入れるタイプ。高速路線での最高速度は250キロ、在来線では220キロとされる。脱線現場は高速区間だった。(共同)

[ 2013年7月25日 22:08 ]

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