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中国軍用機 太平洋まで飛行
7月24日 19時37分

中国の早期警戒機が、沖縄本島と宮古島の間の上空を通過して太平洋まで飛行し、自衛隊機がスクランブル=緊急発進しましたが、領空侵犯はありませんでした。
中国の軍用機が、南西諸島を越えて太平洋まで飛行したのは初めてです。

防衛省によりますと、24日、中国軍のY8早期警戒機1機が、沖縄本島と宮古島の間の上空を南下して、東シナ海から太平洋に出ました。
そして、沖縄本島の南およそ700キロの海上でUターンして、再び沖縄本島と宮古島の間の上空を通過し、中国大陸の方向に戻りました。
この間、航空自衛隊那覇基地からF15戦闘機がスクランブル=緊急発進して動向を監視しましたが、中国機は公海上を飛行し、領空侵犯はありませんでした。
早期警戒機は、レーダーなどでほかの航空機の動きをいち早くキャッチするための軍用機で、自衛隊機が撮影した写真からは、機首の部分が大きく膨らんでいる特徴的な形が分かります。
沖縄本島と宮古島の間では、ことし3月、ロシア軍の爆撃機が上空を通過していますが、中国の軍用機が、南西諸島を越えて太平洋まで飛行したのは初めてです。

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