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TPP説明会 業界から不満の声
7月24日 17時11分

マレーシアで開かれているTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉会合に、日本が23日から合流したことを受け、政府は、現地を訪れている業界団体向けに説明会を開きましたが、出席者からは、十分な情報提供がないことに不満の声が聞かれました。

政府が開いた説明会には、TPPの交渉会合の情報収集のためマレーシアを訪れているJAグループや酪農関係の団体、日本商工会議所などの担当者およそ40人が出席しました。
この中で、政府の担当者は、初めて交渉に参加した23日は5つの部会に出席したことや、テキストと呼ばれるこれまでの交渉内容を記した資料を読み込んでいる最中で、交渉の詳細は把握できていないことなどを説明しました。
また、交渉の具体的な内容については、守秘義務が課されているため、話せないことを説明するにとどまりました。
これに対して出席者からは「いつ、どうやって国民に情報を提供していくのか」とか、「国民的議論を踏まえたうえで交渉を進めてほしい」など、十分な情報提供がないことへの不満の声が聞かれました。
説明会に出席した経団連の国際経済本部の上田正尚副本部長は「過去の通商交渉と違って、相当の守秘義務が課されているので、各国の業界団体と連携して、全体像を把握していきたい」と話していました。

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